菩薩像に着色いろいろ 20190422

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暖かい毎日が続く鎌倉です。

世の中の状況は芳しくないですが、気候はとても過ごしやすくなってきました。

やはり、四季の変化って、大事ですよね。政治の方もいい加減変化してほしい。生ぬるい温度の中で全てが腐ってしまっていくようで、なんとも息苦しく窒息しそうです......。

それはともかく、フリーマーケットに出品すると決まったからには、出品できるようにしないと、というので、

石粉粘土で造形した菩薩像ほかをレジンで型どりして、色をつけてみました。

色をつけるべきかどうかは難しいところで、人それぞれの好みの問題かとも思うのですが、

小さい作品は白い(本当はアイボリー)ままだと、細部がよく見えないということがネックです。特に老眼の方には見えづらい。

そうすると、せっかく苦労して作り込んだところがなかなか見えてもらえない。

私自身は「芸術性」(なんていうとおこがましいですけど)は、素地のままのほうが良いように思います。彫刻性がよりハッキリするので。

また、抽象性も高まるので。

けれども、逆に見れば、実在感が弱くなってしまう気もします。特に、レジンの材質感が軽い感じなんで。

ところで、例えばガンダーラ風を意識した菩薩像はどんな風に色をつけるか。

ガンダーラの仏像は、ほとんどが着色は残っていなくて、独特の黒っぽい玄武岩?風の色をしています。

でも、ガンダーラ仏に影響しているヘレニズム彫刻を考えると、大理石のように白くてもいいわけですが。

また、ガンダーラ風の変化した西域のテラコッタ像なんかは、かなり生々しく人体っぽく着彩していますね。

この小ささだと色分けするのは凄く大変なので、単色勝負です。

巻頭に挙げた写真は、カラースプレーでマホガニー色をかけたものです。

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ちょっとあざといですが、土中から出てきた風合いじゃないでしょうか(笑)。

ブロンズ調に色づけした方は

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わりとフェイクでしょう?

よっく見れば色づけってわかるんですけど、ぱっと見は古いブロンズっぽく見えると思います。

ただ、あまり着色を調子づけると細部がうるさく見えてきて、彫刻の形体が把握しにくく、余計に粗く見えてしまうような気がします。

個人的には、マホガニー色が落ち着く気がしています。

もう一つの菩薩像。

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こちらにもマホガニー色をかけてみました。

見えにくかった表情が少しハッキリしたような気がするんですが。

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こちらの像は、唐代の檀像をちょっと意識したので、色味はとても会っていると思います。

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わたしの小指大ですが、わりと仕事してる感があるんじゃないでしょうか(笑)

因みに別バージョン。

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これは焦げ茶色の下地を塗ってから、菩薩の肌の部分だけ金泥を塗っています。

この色調もわりあい気に入っています。

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