女性尊としての愛染明王像? 20181130

最近、愛染明王に関心を持っています。 日本中世の仏教信仰を中核とする文学や歴史事象を専門とする研究者たちによって、 近時、とみに関心の高まっているホトケです。 「明王」といえば、最も密教を象徴する存在ですね。平安時代初期、本格的な密教を日本に導入した空海肝煎の東寺講堂諸尊像。 完成したのは空海没後ではありますが、特に不動明王を中心とする五大明王像(五大尊)像は有名です。 平安時代の…

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『鎌倉国宝館1937-1945』展

鎌倉に住んでいるのに、あまり熱心に通っていないのですが、先だって鎌倉国宝館に行ってきました。 タイトルからはどんな展覧会なのかイメージがつかめなかったのですが、 企画側は戦争中における博物館活動を示す日誌や公文書を紹介し、それに関わる作品を併せ展示して リアル、立体的に当時の状況を知って欲しい、ということのようです。 たしかに、戦争直前から戦時下に、国宝館がどのような状況にあったか、…

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ヒメツルソバ 20181115

ヒメツルソバ という名前だそうです。 とても頑丈な野草で、すぐ繁茂して道路を侵略してしまうので、時々思いっきり抜き取っちゃうんですが、 それでもいつの間にか芽を出して、広がっています。 花が可愛いので、特にムキになってむしる気もなく、むしろその時々に楽しんでいます。 集団の美 というんでしょうか。 沢山の小さな花が密集して、カーペットのように広がっているのはなかなか見応えありますね…

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媧皇宮の思い出 20181112

昨日、女媧について触れて思い出したので、昨年見学した中国の媧皇宮についてちょっと記しましょう。 昨夏はとてもラッキーな中国旅行をしました。 学生時代以来の知己であるO氏とI女史ご夫妻は、中国でも名の知れている中国仏像史の権威。私が最も信頼している中国仏像の研究者です。たまたま、少ない資金で、見落としている中国の重要石窟を見学する方法について、O氏に相談を持ちかけたのですが、 私が中国語…

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日本中世と二元論 立川流にちなんで 20181111

天地の開闢を、生命のしくみとして解釈することは、神話世界に広く見られることです。 ユダヤの人々は唯一の強力な創造神を信じたが、日本神話のように伊弉冉・伊弉諾という男女二神によって世界(狭い範囲だけれど)が創られたとする考え方の類型は、複数知られています。 いま興味を持っているのは、男女両性による生成というトポロジー。 両性といえば、陰陽。だから、中国の陰陽二元論は典型。この二元論から、…

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落葉 20181110

秋も深まってきました。 落葉、これはサクラですが、色づいてとても美しいので、朝、ひろって机の上にしばらく置いて楽しみました。 人生を季節にたとえることは世のならい。 秋は老齢。 こんなに美しく色づく「老い」 葉を拾ったときには、一枚いちまいを「個」として眺め、大小あり、肥痩あり、紅黄の違いあり、と同じサクラでも個性があるなぁ、などと思ったものでしたが、 木を個人としてみると、葉は…

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猫娘 20181104

先日描いていた「猫耳少女」のスケッチとは別の、ねこ娘。というか、まぁ、猫耳少女です。 猫耳である必然性もないのですが、いや、そうじゃなかった。 いちおう、「招き猫」なんですね。 ずいぶん前から少しずつ進めていたので、当初の意図を忘れてしまいました。 とにかく、可愛らしい少女像を造りたかったんです。 左手には、何か載せたいと思っているんですが、まだ想定していません。 ラドールで…

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