新たに毘沙門天、始めています。

 不動明王の俱利伽羅龍剣、遅々として進まず。気分を変えてヌードを試作しつつ、もう一つ分ニューファンドを捏ねていました。  こちらは、やはり下図なしで出発してしまったんですが、漠然と武将神形で行こうという気分でした。  以前に運慶を手本に毘沙門天を作りましたが、今回は天平風がいいかな、と、東大寺戒壇院の有名な四天王像をイメージしつつ肉付けしていきます。  この時点…

続きを読む

ヌード、女性美ってなんだろう?

 ヌードの試作を進めているうちに、なんだかわからなくなってしまった。  いつまでも、シックリこない。  きっとデッサンがどこか狂っているのだろう、ということはわかる。    どこだろう?  骨格の問題ならば、致命的。でも、気になっているところは、どうも、もっと表面的な部分のようでもある。  たとえば、プロポーションとか、太っているとか、首が短いとか、顔の造形とか.…

続きを読む

ヌード 試作2

 3泊ほど家族と伊豆に、温泉につかりに行ってきました。が、台風の進路にもろにあたってしまい、暴風雨の中に監禁される状態。まぁ、温泉には随分とつかれたのでそれはよかったのですが、往路の車中で冷房にあたりすぎたせいか、全身だるくて難渋しました。  それはともかくとして。  試作途中のヌード像、首の付き方を変更して、ちょっと右に傾いでみました。これによって堅さがすこしとれたのではな…

続きを読む

宣伝! 「信仰から見る日本の仏教美術」新しい講座が始まります。

  十一面観音像(12世紀 奈良国立博物館) 宣伝です。応募者数がイマイチなため 横浜に出かけるのがおっくうでない方に。 NHKカルチャーセンター、横浜ランドマークプラザ教室で、10月から6回、話をします(毎月第一月曜日)。 「信仰から見る日本の仏教美術 ~荘厳としての“ホトケ”のすがた~」というタイトル。  仏教にはたくさんのホトケ様がいらして、それぞれのホト…

続きを読む

ヌード 試作

ひさしぶりにヌードの試作です。 っていうか、仏像造る場合でも、基本的には裸体像からはじめるわけなんですが。 今回はニューファンドという石塑粘土。この粘土は粘りけが強く、乾けばすこぶる強固、なのですが以外と乾きが遅く、また乾けばこんどは硬くて削るのがけっこう大変。 なので、以外と時間がかかりました。 というのも、この試作もまったくなんの考えもなく始めたもので、はじめ…

続きを読む

不動明王その3 俱利伽羅龍剣も

 不動明王の顔で手こずっています。  なかなかイメージがしっくりこないのです。  左目を眇めてみたり、下あごから頬の辺りをふくらませてみたり。歯を見せるか、隠すか、左下唇をどの程度に翻転させるか、など。  身体とのバランスも無視できません。  観念性の高い平安時代の不動像に対して、鎌倉時代の不動像は自然主義的です。けれども、鎌倉時代の不動明王像にしても、あまり筋骨…

続きを読む

不動明王像 その2

 不動明王の十九観というのは天台密教の理論的な確立者ともされる安然が纏めたものとされています。この安然という人は、自身入唐(中国に留学)はせず、最澄・円仁・円珍といった先輩が唐からもたらした密教経典類を研究して、いくつもの著作をものしているのですが、不動明王の図像の特徴をこの十九観に整理しているのです。もっとも、この十九観は単に不動明王の外観を記述したものではなくて、密教の行者が自身を不…

続きを読む

菩薩(持鉢)像を進めたら、吉祥天に?

 菩薩像を進めました。かなり細部を整えたのですが、なかなか完成が見えません。 左側面、光源を変えて。少しアングルを変えると 太って見えますね。 もともと痩せてはいないんですが、左肩から脇腹のあたりがすっきりしません。左肩から腕にかけてもっと削るべきでしょう。左胸にかかった条帛がふくれすぎているかもしれません。 冠の形が波うっているのは品が下…

続きを読む

不動明王像。怒りとかなしみについて

不動明王像を、唐突に作り始めました。 実は、ずいぶん以前にプルミエという石塑粘土で円筒形の、パスタで言えばパッケリのもっと大型のようなものをつくっておいたのですが、それは梅雨時でなかなか粘土が乾燥してくれないため、中を空洞化して乾燥を早め基体として使おうと考えたからです。けれども、なんの想も湧かずにほったらかしておりました。 ナンの想も湧かないのはそのままですが、ちょっと脚を…

続きを読む

菩薩像(持鉢)進めています。

暑い毎日が続いています。今年は半端じゃないですね、猛暑。 6日間ぶっ通しでの知的(?)な仕事に従事していたので、暑いだけならともかく、疲れてしまって、ブログもなかなか更新できませんでした。っていうか、粘土制作がはかどらなかったからなんですが。 なんとなくギリシャ風の立像を作りたいなぁ、などと思いながら下図もなしに、とにかく作り始めました。 こういうときは、プルミエがもっ…

続きを読む