弁才天の新作 (1)

 弁才天は大好きなホトケです。前にもレジンキャストで造って、彩色2ヴァージョンを紹介して、若干の記事も書きました。  吉祥天が幸福の女神として物質的な豊かさを期待されたのに対して、弁才天は本来「才芸」を、つまり才知・弁舌とか技芸といった教養を授けて欲しいという願いをかなえてくれる存在だったようです。  琵琶を弾いている姿は、音楽と詩に深く関わっていることを示しています。つまり…

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観音菩薩像を、ちょっとガンダーラ風に(?) (1)

 観音菩薩像の思索をいろいろと試みてきましたが、主観的に女性的な観音像が多かったように思います。  インドの観音菩薩像はガンダーラにしてもマトゥラーにしても、あるいはグプタ朝に至っても、基本的に男性像として造られています。インドは男尊女卑の風潮が強いとはいえ、魅惑的な女性尊も多いのですが。観音菩薩の女性的な面を強調しているのは、ターラー(多羅菩薩)像やチュンディー(准像菩薩)像です…

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観音像の型取り その5

 レジンキャスト、3回目に挑戦。今度こそは完成版、と思ったのですが。        足先、欠けました。がっくり。  冠のリボン、未だダメです。  むずかしいものですね。なぜ最初の版ではキチンとレジンが回ったのでしょうか?最初の方を外したおりに型を傷めたのでしょうか?  けれども、よく見ると、顔の目鼻立ちが最初のものよりもかなりくっきりと刻み出されていることに気づきま…

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観音像の型取り その4

   1回目の型取り、レジンの硬化時間不足の可能性を考えて、2回目を実施、今度は充分に1日半、34時間くらい我慢してみました。  レジンはエポキシ樹脂のA液・B液混合型で、WAVE ウェーブ OM153 [レジンキャストEX 2kg ホワイト ノンキシレンタイプ]というのを使いました。安価で入手しやすいというだけの理由ですが。もっとも、ホワイトよりもアイボリーの方が個人的には好きなん…

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観音像の型取り その3

 さて、せっかちな質な者で、5時間ほどのところで型を開いてしまいました。表面はカチカチに固まっていたので、もう大丈夫かな、と。びくびくしながらも、糸を切って、開けてみました。 パット見ると......いちおうレジンは固まっていて、穴や断絶はなさそうですが。 こんな具合にとれました。 空気抜きの穴にレジンは貫通しているし、足のつま先にも回っていますね。…

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観音像の型取り その2

 なかなかまとまった時間が取れないのですが、続行です。  まず、観音像から、油粘土に埋めていきます。これをやると原型がずごく汚れ傷むのですが、仕方ありません。    道具にこだわらない質なので、間に合わせのものばかりです。こどもの用済みの道具箱の蓋を使って、その上にいちおうアルミ箔を敷き、その上に油粘土を広げました。顔に油粘土をつけたくないので、背面の方に先ず粘土を詰め…

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観音像 調整続く

 熊本の大地震、まだまだ心配です。亡くなられた方、ご遺族、不安の中で家にも居られない方々、本当にお気の毒です。これ以上災害が酷くならないことを切に望みます。  それにしても、未だに川内原発を止めない九電とか、大分県の目と鼻の先にある伊方原発とか、自信があるたびに信じられない気持ちになります。現在、電力は充分に足りているというのに、なぜ危険を顧みずに原発なんかを動かしているのか。…

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毘沙門天と観音の型取り(1)

 石粉粘土ニューファンドで製作した毘沙門天像、型取りして複製を作ってみることにしました。  一発でシリコン型を作るには形が複雑すぎるので、分割する必要があります。複雑な形状でも、かなりアクロバティックに工夫してシリコン型をとることはできるんですが、型が傷みやすく、何回も複製に使えません。  今回、初めて精密ノコギリというのを使ってみました。正式には「FINE CRAFT SA…

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観音菩薩の新作

 運慶に倣って観音菩薩像を作ってみた勢いで、今度は自由に造形してみました。  使用した粘土は、いつものニューファンドではなく、ラドール・プルミエです。ニューファンドに比べて各段に柔らかく、軽い。持ってみると、頼りなく感じるくらい軽いです。高さが11cmありますが、14gしかありません。因みに、前回作ったニューファンド製の観音菩薩像は同じ高さですが23gあります。倍以上ですね。 …

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虚空蔵菩薩の顔を修正

 旧作の虚空蔵菩薩像、お顔がどうも不得心だったので、修正してみました。        旧作の記事はここ  http://heigenekooyaji.seesaa.net/article/427995962.html  どうも、極端な右利きで、左手は殆ど利かないためか、そして左右の視力も極端に違うためか、左右対称にものが作れないのが若い頃からの悩みです。これは、どうしようもないで…

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