ヤクシニー風の吉祥天小像

 ヤクシニーというのは、薬叉尼とも表記する、ヤクシャないし薬叉(夜叉)の女性形です。古代インドの神話では森林に棲む精霊というか、鬼神のような存在で、男性のヤクシャは夜叉とも訳されているように人を喰らう恐ろしい存在です。鬼神としては阿修羅とか羅刹というのもいますね。ヤクシャの女性形がヤクシニーあるいはヤクシーですが、羅刹の女性版羅刹女のように美しい姿で表現されています。  ヤクシニー…

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観音像もとりあえず完成

 前回からそんなに変わってません。蓮華を持たせたくらい。ちょっと背景を替えて撮影してみました。    こんな風に右手は親指と中指を捻じて環状になっているので、この穴に蓮華を差し込めます。    この観音像についても、毘沙門天と同様に型取り/複製しようと思います。彩色はどうするか......考慮中。  

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毘沙門天、とりあえず完成(原型)

 毘沙門天の台座、天邪鬼(あまのじゃく)を整形して(といっても、あまり整ってると鬼は面白くないので荒々しく作ってみました)、持物を持たせて、ちょうどいい感じで夕陽が差し込んできたので写真撮りました。  因みに、邪鬼はこんな感じです。  いろんな角度から。  この後の工程としては、着色ではなくて、本作を原型として複製を作ろうかなと。ホントは一所懸命にヤスリ…

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毘沙門天も完成近し

毘沙門天像もようやく完成が見えてきました。踵から髻頂まで10.5cm。邪鬼に乗せると12cmくらいです。  まだちょっと粗ですが、いちおう塔と三鈷戟を持たせ、邪鬼の上に立たせてみました。お手本にした運慶の願成就院像は三叉戟というべきでしょうか、後補でしょうけれども。先を三鈷としたのは特に密教的にしようと思ったわけではないのですが、なりゆきで......ちょっと大きすぎですか…

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観音像、完成間近(マジか)

肩の凝りすぎで顎関節症にまでなり、さらに歯痛にまで悩まされつつ、漸く形になってきました。 踵から髻頂(髷のてっぺん)までちょうど11cm。還暦を越えた身にはけっこうキツイ大きさでした。 出したくないのだけれど、手本にした運慶作浄楽寺阿弥陀三尊像の左脇侍像。  さすがですね。大きさが全然違いますが、なんといっても軽やかなトリバンガ(三屈法)をなす右肩から左…

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毘沙門天の続き

 毘沙門天の続きです。割合と進行しました。  写真を撮ってみるといろんな事に気づきますね。なんといっても顔の印象が異なるのは意外なほど。やはり、2つの目で見ていると立体的に把握しているのですが、写真だと平面的な感じで立体的に見えてきません。つくづくライティングの必要性を痛感しますね。Photoshopで調整しても限界があります。  ま、こんしたことを呟いても弁解がましいだけな…

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宣伝!「信仰から見る日本の仏教美術」NHKカルチャー

唐突ですが、宣伝です。 NHKカルチャー、横浜ランドマーク教室で「信仰から見る日本の仏教美術 ~荘厳としての“ホトケ”のすがた~」という講座を5回(4/4~9/5までの第1月曜、11:00~12:30)開講します。 https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1099685.html 宣伝文句 「日本の仏教美術を理解するためには、いろいろ…

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観音像の続き

 観音像、ちょっと進展しました。  足の長さがちょっと短いのに気づいて、若干長くしました。こういう作業、木彫では許されないのですが、そこは石粉粘土の良いところ。数ミリですが付加しました。  この手軽さ、石粉粘土(ニューファンド)の良いところですけど、細部の彫刻は必ずしも容易ではありません。硬いんですよね。デザインカッターで刻んでいくのですが、意外と均質でないところがあって、凸…

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