虚空蔵菩薩

 虚空蔵菩薩というホトケは、あまりメジャーじゃないかもしれない。知る人ぞ知る菩薩である。  虚空を蔵するというのは大変な名前だけれども、地蔵に対する位置づけとして、例えば京都・広隆寺の講堂には阿弥陀如来の左右に虚空蔵菩薩と地蔵菩薩が脇侍として安置されている。  虚空蔵菩薩にはいくつかの性格があって、前の例は虚空に充満するエネルギーというか、その福徳を備えるというような意味があると…

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半跏思惟像

 半跏思惟像。片足を組むように腰を下ろし、片手を頬に当てて物思いにふけるようす。こういった姿を半跏思惟像と呼んでいます。京都・広隆寺の弥勒菩薩像や奈良・中宮寺の伝如意輪観音像が有名ですね。    仏教美術では、お釈迦様が成道する(悟りを得る)前の、思索の姿を造形化したのが始まりのようです。大乗仏教では、究極的に悟りを開く(成道する)と如来の境地に達するので、それ以前の状態ということで「菩…

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吉祥天その2

 小さな吉祥天を作りました。  前にスカルピーで製作、レジンで型抜きし彩色、という風に製作したのですが、今度は石粉粘土。ラドール・プレミックスというのを娘が買ってきたので、それで挑戦。この素材、ラドールより軽く、乾燥後はより堅牢との印象。乾きやすく、削りがとても容易です。ニューファンドよりさらっとしていて削りやすい。けれども、ニューファンドの堅牢さは無いですね。粘土の付きはいいです。使って…

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弁才天その2

 弁才天をもう一体彩色しました。蛇がちょっと前を違ってますが、天女の方は同じ型。でもお顔を平安風にしてみました。琵琶もちょっと変えましたが、今度の方が古風。でも四弦です(正倉院には五弦琵琶がありますね)。 天衣を制作中。  弁才天については既に書きましたが、実はこの型はヌードで作り、裙(巻きスカート)は後からくっつけています。今回も同様なのですが、前像で上半身を裸体としていたのを、今回は…

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